元広島 山本浩二氏「膀胱がん」と「肺がん」だった 昨年だけで計7度の手術を告白
「巨人春季キャンプ」(7日、宮崎)
元広島監督で病気療養中だった野球評論家の山本浩二氏(73)が、キャンプ地を訪問。報道陣の取材に応じ、「膀胱がん」と「肺がん」を患っていたことを明かした。
痩せた様子の山本氏は昨年を振り返り、「2つのがんに侵されていた。(がんで)4回手術をした。自分でも信じられないくらいの1年間だった」と告白。がんに関わる手術は4度、それにともない悪くなった気管支なども含めると、計7回行ったという。今はリハビリ中とし、仕事の本格復帰に向けて準備しているとした。
この日はマスク姿で巨人のキャンプ地に到着後、すぐに室内練習場で阿部2軍監督らと談笑。明るい表情で、丸や亀井の打撃練習を見守った。その後、原監督とも笑顔で握手をかわした。
公の場に姿を見せるのは昨年4月に巨人戦の中継で解説を務めて以来。昨年7月に東京ドームで行われた「サントリー・ドリームマッチ」も、体調不良のため不参加だった。
山本氏の病状については、今年1月18日に行われた法大OB会で、盟友の田淵幸一氏が報告。4月にも解説者として復帰する見通しであることを明かしていた。