イチロー氏が学生野球資格回復 高校や大学での指導が可能に
日本学生野球協会は7日、都内でプロ野球経験者(NPB、独立リーグ)の学生野球資格回復適性審査委員会を開いて米大リーグ・マリナーズの会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏(本名・鈴木一朗)ら94人の資格回復を認定した。資格回復者は各連盟への届け出などの手続き後から指導可能だが、母校においては指導者登録をせずに早ければ8日から指導を開始できる。
イチロー氏は昨年12月に3日間、学生野球資格回復研修会に参加して研修を修了していた。球団に所属のままでの学生への指導は現行ルールではできないが、日米通算4367安打を誇るレジェンドの雇用実態を考慮。選手獲得活動に関わらない点やシーズンオフには球団業務に携わらない点に着目し、期間限定での資格回復を認める“特例”第1号となった。