オリックス・太田、和田氏から金言で5の3!軸足にためる意識で結果
「オリックス春季キャンプ」(7日、宮崎)
オリックスの2年目・太田椋内野手(18)がシート打撃で5打数3安打1本塁打と猛烈アピール。定位置争いに名乗りを上げた。
左腕・斎藤の初球。甘く入った直球を逃さず振り抜いた打球は、左翼スタンドに美しい放物線を描いて落ちた。1打席目は山崎福の変化球を左前打。3打席目は張奕から右中間を破る二塁打と長打力を見せつけた。
「思ったより良かったです。昨日、和田(一浩)さんから“軸足にためる意識を持った方がいいんじゃないか”と言われて、打ってみたらいい時のイメージが戻った」
現役時代はべんちゃんの愛称で親しまれ、通算2050安打を放った大打者からのヒントを結果につなげた。
昨年度ドラフト1位。昨季は1軍デビューして6試合に出場したが、13打数無安打と初安打を記録することはできなかった。オフは父で打撃投手の暁氏と自主トレ。12、1月と毎日のように投げてもらった。
「振ってきたんで、スイングスピードが速くなったと思います」。西村監督も「あれだけ振って長打力もある。結果を出せばレギュラーも近づいてくる」と目を細めた。
現在は福田と二塁を争うが、首脳陣は遊撃も試す予定で、ポスト安達の期待も掛かる。「とにかく結果を求めてやっていきたい」と太田。待望の大型内野手が頭角を現し始めた。