巨人育成のモタ 走攻守でアピール!支配下へまた一歩
「巨人紅白戦、紅組8-3白組」(8日、KIRISHIMAサンマリンスタジアム宮崎)
巨人の育成2年目、イスラエル・モタ外野手(24)が3安打2打点と前回に続いて存在感を示し、支配下登録へまた一歩前進した。快晴の下、スタンドを埋めた2万5000人のファンは大盛況。首脳陣の評価も日を追うごとに高まっている。
紅組の「3番・左翼」で先発出場すると、初回2死の場面でバットを折りながら左前打。その後も左越え二塁打、左前2点適時打と快音は止まらない。「ジャイアンツ内の仕事だけど、競争していることには変わりない」。この日は走攻守でアピールに成功した。
4日の紅白戦では決勝の2点適時打。現在2軍キャンプに参加しているが、元木ヘッドコーチは「今んとこ置いてく感覚はない」と、15日からの1軍沖縄2次キャンプに帯同させる可能性を示した。
阿部2軍監督から薫陶を受け、100%のプレーが信条。モタは「ビッグになりたいという思い。世界をもっと知りたいという思いがあるので、いろんな国に行ってみたい」と“ジャイアンツドリーム”を目指している。