中日・山本 150キロ今年も投げる!速球を武器にローテ勝ち取る
「中日春季キャンプ」(10日、北谷)
中日・山本拓実投手(20)が力でねじ伏せる投球スタイルの実践を誓った。昨年は秋のみやざきフェニックス・リーグで一度だけ150キロの大台に到達も「今年はいけると思う。150キロで圧倒するような投球をしていきたい」と力を込めた。
8日の阪神との練習試合(北谷)では3回無失点。今季の飛躍を予感させるような上々のスタートを切ったが、胸中は違った。
「みんなはいいと言ってくれるのですが、僕はまだしっくりきていない。その分、伸びしろがある」
今後の伸びしろを感じたのは速球だ。立ち上がりの一、二回は142~143キロだったが、三回には147キロを計測。「もう少しイニングがいけば、もっと良くなる」と手応えを口にした。
この日はオフにもかかわらず、北谷球場でやりを投げ続けた。小笠原やオリックス・山本が取り組む練習法で調整。「僕はエースじゃない。結果を出し続けなければいけない」。生命線の速球を武器にローテ入りを勝ち取る。