プロ野球の南海、ヤクルト、阪神、楽天で監督を務めた野村克也氏が死去したことが１１日、分かった。８４歳だった。

　楽天時代の教え子で、ヤンキースの田中将大投手はツイッターで追悼。ショックの大きさをにじませた。

　全文は以下の通り。

　「突然の訃報に言葉が出ません。野村監督には、ピッチングとは何かを一から教えていただきました。プロ入り１年目で野村監督と出会い、ご指導いただけたことは僕の野球人生における最大の幸運のひとつです。どんなに感謝してもしきれません。心よりご冥福をお祈りします」

　田中は駒大苫小牧からドラフト１位、鳴り物入りで楽天に入団。当時、チームを率いていたのが野村氏だった。１年目から主戦投手として起用され、１１勝。その後も厳しく、愛のある指導でエースに成長した。勝ち運を持つ田中を「マー君神の子不思議な子」と表現するなど、その師弟関係も注目を集めた。