新庄氏 インスタに野村元監督への追悼文「宇宙人の名付け親」人柄伝える

 南海、ヤクルト、阪神、楽天で監督を務めた野村克也氏が11日午前3時半、都内の病院で虚血性心不全のため死去した。84歳。テスト生で南海に入団し、65年に戦後初の三冠王を獲得するなど、数々のタイトルを獲得。現役引退後は「ID野球」を掲げ、ヤクルト監督時代に4度のリーグ優勝、3度の日本一を飾り、「ノムさん」の愛称で親しまれた知将が、静かに息を引き取った。葬儀は密葬で営まれ、後日、お別れの会が開かれる予定。

 阪神時代に指導を受けた新庄剛志氏(48)は自身のインスタグラムに追悼文を投稿。ユーモアを交えながら野村さんとの交流や、その人柄を伝えた。

 「宇宙人の名付け親」と題し、「新庄お前はファンに愛されるカッコつけて野球をやればええんや」「選手に自由に野球をやりなさいって指導したのはお前だけや」「お前は悔しいくらい可愛いな」。受けた言葉の数々を振り返り、「最高の言葉有り難うございました」と感謝した。

 「お前は何番だったら野球を真剣にやってくれるんだ?そりゃ4番ですよ 次の日から僕を4番に起用し、その年プロ野球人生最高の成績をあげメジャーに行けた」「ベルサーチいいですよって教えたらずっとベルサーチを着続けてくれた」と、2人の間でしか成立しなかったようなエピソードも明かした。

 「野村克也という人間に野球人生の終了は1%も無い」「俺がそっちに行ったら叩き起こすんでそれまでゆっくり寝ててください」と呼びかけ、「本当に笑顔で有り難うございました また会う日まで野村克也監督」と感謝をつづった。

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