日本ハム栗山監督「もう少し見てほしかった」 現役最終年のノムさんの指導が原点
「日本ハム春季キャンプ」(11日、名護)
日本ハムの栗山英樹監督(58)が野村氏の死去を悼んだ。「『頑張っとるな』と言われるために頑張ってきた。もう少し前に進むのを見てほしかった…」と沈痛な面持ちで言葉を振り絞った。
栗山監督が選手としてヤクルトに在籍した90年に野村氏が監督就任。その年限りで現役を引退し、同じユニホームを着たのは1年だけだったが、その後の指導者としての原点を学んだ。当時の野村氏のミーティングノートが栗山監督の指導のベースになったという。
選手時代、そして監督になってからも叱られた思い出しか残っていない。「『お前なんか一生褒めない。だから、もっともっと努力しろ。勉強しろ』ということだと思う」。名残惜しそうに厳しかった恩師の心中に思いをはせた。