日本ハムの城石憲之２軍内野守備コーチ（４６）が１２日、２軍国頭キャンプの練習中に倒れ、緊急搬送された。球団は名護市内の病院で、下顎部の打撲と診断されたことを発表した。

　球団によると、打撃練習中に防球ネットのパイプに当たり、跳ね返った打球を左膝に受けた衝撃で転倒。顔面を強打し、名護市内の病院に救急搬送された。同病院で精密検査を受けた結果、頭部に異常なく、下顎部の打撲と診断されたという。今後は安静にして治療に努める。

　城石コーチが倒れた直後は栗山監督が「おい、大丈夫か！」と声をかけ、現場が騒然。周囲の問いかけに、城石コーチは全く動かなかった。すぐさま球団関係者が集まり、同コーチの容体を確認。約１０分後、グラウンド内に救急車が乗り付けられ、さらにその１０分後に病院へ搬送された。栗山監督は「本当に心配でたまらない。お願いしますという感じです」と語っていた。