江夏氏、ロッテ・ドラ1佐々木朗希を絶賛「日本代表するピッチャーに育ってほしい」
「練習試合、中日3-2ロッテ」(15日、北谷公園野球場)
ロッテのドラフト1位・佐々木朗希投手(18)=大船渡=がプロ入り後、2度目のブルペン投球を行った。今回も捕手を立たせたままだったが、視察した元阪神・江夏豊氏(71)から絶賛された。
熱気が充満した。北谷公園野球場のブルペン。井口監督らロッテ首脳陣だけではなく、山井ら中日投手陣の目をくぎ付けにした。
マウンドに上がったのは佐々木朗だけ。独壇場で、周囲の度肝を抜いた。傾斜の心地いい感触を楽しむように快速球を24球。捕球した小池ブルペン捕手は「(体感で)150から155キロは出ていた」と驚きの声だ。
豪腕の投球を見た江夏氏は「優れていることは間違いない」と明言した。最速163キロを誇る球界の宝。“伝説の左腕”は「ロッテ、リーグ、日本を代表するピッチャーに育ってほしい」と熱い口調で金の卵にエールを送った。
佐々木朗は「前よりも良くなっているかなと思います。自分の納得いく球がありましたし、全体的にまとまっていて良かった」と初々しい笑みを浮かべた。今後は18日以降に捕手を立たせた状態で3度目の投球練習を行い、月末にも捕手を座らせて投げる予定。「徐々に状態を上げていければいいかなと思います」と少し手応えをつかんだ様子だった。