ヤクルト・ドラ1奥川“故障しないフォーム”開眼だ 右肘負担軽減へ
「ヤクルト2軍春季キャンプ」(16日、西都)
ヤクルトのドラフト1位・奥川恭伸投手(18)=星稜=が、右肘への負担を減らすため、新しい“投球フォーム”に取り組んでいる。小野寺2軍投手コーチとの二人三脚で歩む道。テーマは、右股関節の使い方だ。
故障しないフォームへ、小野寺コーチは「右膝が流れないように。意識を変えるだけで、肩(の力)が抜けるから負担がかからなくなる」と説明。本人も「見え方がすごくいいです。指へのかかりもいい。自然に腕もしっかり振れます」と充実の表情を浮かべる。
ドラフトで指名してから、小野寺コーチは動画サイトで映像を確認。また新人合同自主トレも視察し、いち早く課題をノートにしたためていたという。今回の右肘の軽い炎症についても、「何かしらの原因がある」と分析。すぐさま改善に動き始めたという。
奥川も投げ初めのステップを確認し、反復する。「腕を振っている感じもしない。これが下半身で投げるということか!!と思いました」。新たな“発見”を得て、奥川はまた一歩前へと進んだ。