サムスン復帰の呉昇桓、アジア記録407Sまであと8 違法賭博で出場停止中

 昨季途中から韓国・サムスンに復帰した元阪神の呉昇桓投手(37)が17日、沖縄県のキャンプ地「ONNA赤間ボール・パーク」で取材に応じ、古巣に新加入したジャスティン・ボーア内野手(31)=前エンゼルス=の活躍に太鼓判を押した。

 呉昇桓は昨季途中に韓国の古巣サムスンに復帰した。15年末の海外での違法賭博により、72試合の出場停止が科されており、処分が解ける5月の1軍復帰を目指している。昨年8月に手術を受けた右肘のリハビリは順調だ。ブルペンでは今年2度目の投球練習。44球を投げ、「問題ない。痛みもないし、アメリカに行く前より肘の状態はいい」とうなずく。

 韓日米で通算399セーブ。元中日・岩瀬が持つアジア記録407セーブまで残り8だが、「岩瀬さんは日本だけでやったんですけど、(自分は)日本と韓国とアメリカでやったから分からない」と困惑顔だ。今夏の東京五輪出場についても「出たいと言って出られるものではない。実力がないと出られない」と冷静だった。

 ◆呉昇桓(オ・スンファン)1982年7月15日生まれ、37歳。韓国・全羅北道出身。178センチ、92キロ。右投げ右打ち。投手。檀国大から2005年2次ドラフトでサムスン入団。14年から阪神に在籍し、2年連続で最多セーブ獲得。16年からメジャーのカージナルス、ロッキーズでプレーし、19年サムスン復帰。NPB通算成績は127試合4勝7敗80セーブ12ホールド、防御率2・25。08年北京五輪、06・09・13・17年WBC韓国代表。

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