高校日本代表監督に明徳義塾・馬淵監督が就任 松井5打席連続敬遠指示で注目 全国Vも
日本高野連は19日、大阪市の中沢佐伯記念野球会館で理事会を開催し、高校日本代表チーム監督に明徳義塾の馬淵史郎監督(64)が就任することを決定した。ヘッドコーチは花咲徳栄・岩井隆監督(50)、コーチは智弁学園・小坂将商監督(42)、沖縄尚学・比嘉公也監督(38)が務める。
日本代表チームは今夏、台湾・高雄で開催予定の第13回BFA U18アジア野球選手権大会に出場する。
馬淵監督は「日本代表監督の指名を受け、身の引き締まる思いです。代表チームの誇りをもち、闘志を前面に出し、目標に向かって挑戦していきます。短期間でチーム力を上げていくことが求められるため、ヘッドコーチ、コーチと十分なコミュニケーションを図り、選手が最高のパフォーマンスを発揮できるよう努めていきます。国際大会を勝ち抜くことは容易ではないですが、全国の高校野球関係者の代表として、プレーだけでなく、代表としてのマナー等も恥ずかしくないチームでありたいと思っています。高校球児を目指す子どもたちに夢を持ってもらえるような戦いを目指していきます」とコメントした。
馬淵監督は社会人・阿部企業の監督として1986年に日本選手権で準優勝を飾り、87年から明徳義塾のコーチを務め、90年に監督に就任し、現在も指揮を執る。92年の選手権大会では星稜・松井秀喜を5打席連続敬遠を指示し注目を集めた。2002年の選手権大会では全国制覇を達成。甲子園では春夏通算51勝を挙げている。