巨人・モタ 試合前の“菅野撃ち”からV打 原監督「うちにはいないタイプ」

 4回、左前に安打を放ち塁上で天を見上げるモタ(右)=撮影・高石航平
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 「練習試合、巨人5-1中日」(19日、沖縄セルラースタジアム那覇)

 巨人育成のイスラエル・モタ外野手がV打を含む2安打1打点と躍動した。二回2死二塁から初球のスライダーを強振。打球は右中間へ弾丸ライナーとなり、ヘッドスライディングで三塁へ飛び込んだ。

 貴重な先制三塁打に続き、四回にも左前へ痛烈な打球を運んだ。打撃練習中から腕の使い方を修正。「しっかりセンター方向、投手方向にしっかりと持っていく。あまり後ろにならないように」という意識付けが実を結んだ。

 試合前の濃密な経験も生きた。フリー打撃中にエースの菅野と対戦。初球の変化球に空振りして苦笑いを浮かべるなど苦戦したが、バックスクリーン左へ特大の一発をかっ飛ばした。「日本一のピッチャーですから。菅野投手を打てたら、どんなピッチャーでも打てる」と自信につなげた。

 原監督も「うちにはいないタイプ。あれだけバットが振れるという、これは選手としても特長のある選手」と評価している。支配下登録を目指すドミニカン。1軍という晴れ舞台を目指し、アピールを続ける。

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