巨人・菅野、新フォームで変化球手応え スライダー&カーブ納得の曲がり
「巨人春季キャンプ」(19日、那覇)
新スタイルで変化球も進化した。巨人・菅野智之投手(30)が今キャンプ初めてフリー打撃に登板し、若林と育成・モタを相手に30球。支配下登録を目指す助っ人に一発を浴びたが、安打性はその1本に封じるなど上々の仕上がりを見せた。
多彩な球種の精度が増した。腕から始動する投球フォームに挑戦以降、初めて打者と対戦。外角に決まるカーブでモタに手を出させず「今までにない軌道というか。これは武器になる」と言葉に自信がこもった。
宝刀のスライダーについても、「曲がりは遅くなって。曲がり幅も安定している」と手応え十分だ。23日の楽天とのオープン戦(沖縄セルラースタジアム那覇)に登板予定。「満足はしていない」とエースは開幕へ向け、じっくり牙を研ぐ。