「練習試合、ヤクルト４－１２楽天」（１９日、浦添市民球場）

　切り込み隊長としての適性を示した。楽天のドラフト１位・小深田大翔内野手（２４）＝大阪ガス＝が、ヤクルトとの練習試合に「１番・二塁」で先発出場。初回に三塁打を放つなど初のマルチ安打をマーク。これで実戦４試合連続安打となり「アピールできることはしっかりやろうと思っている」と充実感を漂わせた。

　初めての１番起用で四球も含め３度出塁し、すべて生還した。「走塁面でいい感じでアピールできていると思う」。六回には初盗塁も決めるなど、堂々たるリードオフマンぶり。「１番は好き。その試合の流れが決まってくる」との言葉通りに勢いをつけ、１２得点の大勝につなげた。

　ドラ１ルーキーのはつらつとした働きに三木監督は「１番にしてどうなるかなと思って、１番にした。出塁もしたし、良かったかなと思う」と評価した。正遊撃手の茂木はコンディション不良で別メニュー調整中。バットで足でアピールを続ける背番号０が、開幕スタメンに一歩、近づいた。