オリックス・中川あるぞ攻撃的2番 紅白戦打率・357 指揮官「考えている」
「オリックス紅白戦、白組6-6紅組」(21日、SOKKENスタジアム)
白組の2番に入った2年目のオリックス・中川圭太内野手(23)が四回無死二塁から左翼へ2ラン。西村徳文監督(60)は2番構想を明かした。
1ボールから、左腕富山の141キロを捉えた打球は高々と舞い上がり左翼スタンドに落ちた。
「去年だと右打ちしている場面。逆にインコースに来ると読んで振りました」
ルーキーだった昨季は打率・288ながら3本塁打と一発は少なかった。今年はソフトバンク・内川の助言を基に打撃を改良。右肘と右膝をギリギリまで我慢して打ち出す打法で強い打球が出るようになった。
「徐々にできてきています」
紅白戦5試合で14打数5安打の打率・357、1本塁打、4打点と結果にも表れる。指揮官も「打撃は素晴らしい。抜けている。2番を考えている。(試合の)後半にならない限りバントはいらない。チャンスを広げてクリーンアップにつなげられる」と期待する。
昨季はリーグ最多の101犠打も得点は最少。攻撃型2番で得点力アップを目指す。