野球評論家・張本勲氏が２３日、ＴＢＳ系「サンデーモーニング」に生出演し、ロッテのドラフト１位・佐々木朗希投手をべた褒めした。

　キャンプ地巡りで実際に佐々木の投球を視察。本人から直接、あいさつも受けた。この行動には張本氏もうれしかったようで、いきなり「あっぱれ！」を授けた。

　「広報担当のふたりが真っすぐこっちにくるから、どこに行くんかと思ったら私のところにくる。筋を通す、マナー、エチケット。私は一応大先輩で、球団におったけど、『だからあいさつしなさい』と。私はこういうことに弱い、胸がズンッとしてね。後ろから、ありがとうと言ったもんです」

　その実力にも太鼓判を押した。ブルペンでの投球を捕手の真後ろから眺め、「すごいピッチャーが出てきたと思いました。あれは驚いた」と大絶賛。長く野球界を見てきた張本氏は「高校出で５、６人いいのを見てきた。尾崎、１７歳で２０勝したから。池永、森安、大谷、松坂。速さなら尾崎、２番目に佐々木を挙げます」とうなずいた。

　伸びしろにも期待。辛口のイメージが定着しているが、「１６３キロ出るけど、下半身を使えたらもっと出る。これでフォーク、カットボールもいいというから楽しみだねえ」と、褒めちぎった。