DeNA・オースティン、異次元!長打率何と1・800 新助っ人また打った2の2
「オープン戦、中日4-7DeNA」(23日、北谷公園野球場)
新助っ人のバットが止まらない。「2番・DH」でスタメン出場したDeNA・オースティンが2本の二塁打を放ち、2打数2安打1四球。実戦5試合の成績は10打数8安打で打率・800、2本塁打、長打率1・800という異次元の数字になった。
大野雄との対戦。初回無死一塁から中堅左に運ぶと、全力疾走で二塁へ滑り込んだ。ヤンキースで活躍したジーターを尊敬しており、全力プレーが信条。続く二回は2死一塁から左翼線へ二塁打を放ち、五回の第3打席は柳からストレートの四球を選んだ。
「試合に勝ったし、個人の成績としても満足のいくものだった」と冷静に振り返ったオースティン。右肘の張りで22日・ロッテとのオープン戦は大事をとって欠場したが、「状態はすごくいい」と万全を強調。長打を量産していることについて「いつも言っていますが、ボールを強く水平にたたくことを意識している」と納得の表情を浮かべた。
ラミレス監督は状態の良さに目を細めつつ、「シーズンに入れば攻め方は変わってくる。そこでどう対応するか」と付け加えた。「ヒットを打つためだけに試合に出ているわけではない」と助っ人。チームを頂へと導くため、懸命に調整を続けていく。