巨人、新外国人サンチェス1回5失点の大乱調デビュー 打線は丸が猛打賞、岡本は2打点
「オープン戦、巨人8-9広島」(24日、沖縄セルラースタジアム那覇)
巨人は先発した新外国人のサンチェスが大乱調。来日して初の実戦マウンドは予定の1回を5安打5失点だった。
高めに浮いた球を痛打された。1死一塁から、坂倉の右中間適時三塁打で先制を許すと、4番・鈴木誠の左犠飛で2点目。さらに連打で一、二塁とされ、安部に3ランを被弾。菅野との先発2本柱として期待を寄せられている中で課題の残るデビューとなった。
二番手の桜井は4回4安打2失点。三回は無死から1四球を挟んで3連打を浴びて2点を失ったが、二、五回は三者凡退に抑えるなど、崩れたのはこの回のみだった。
四番手の古川は1回を無安打無失点、2三振を奪う唯一の好投。この日は5投手を起用。合計で被安打13、9失点だった。
打線は3番に入った丸が3安打。4番岡本は2打点と主軸が機能した。小刻みに加点する広島に対し、五回、1死一、二塁から4番・岡本が2点二塁打。七回は炭谷、湯浅が適時打。2点を追う九回には中島の適時打。最大5点差から、1点差まで追い上げる粘りも見せた。