オリックス山本 新魔球チェンジアップ!習得に手応え 3回3失点も収穫
「練習試合、オリックス5-11ロッテ」(27日、SOKKENスタジアム)
オリックス・山本由伸投手(21)が新球のチェンジアップを試投、中村奨から空振り三振を奪うなど習得に手応えを感じた。
初回1死、1ストライクから投じた140キロで空振りを奪うと、さらに3球目の141キロでも空振りを奪い、三振に仕留めた。これが今キャンプで取り組んできたチェンジアップだ。
「タイミングがズレていたし、しっかり空振りが取れてよかった。思ったよりも操れているかなと思います。オープン戦でも球数を増やしていきたい」
初の対外試合登板は3回5安打3失点と納得のいくものではなかったが、収穫は大きかった。
140キロを超える高速チェンジアップは、メジャーではナショナルズのストラスバーグらが武器とする“現代の魔球”と呼ばれる。この日最速155キロをマークした直球にこの魔球が加われば、異次元の投球はさらなる進化を遂げる。
この日は新型コロナウイルスの影響で無観客での試合だった。「開幕にベストな状態を見せられるように頑張っていきたい」。魔球を磨き上げ、公式戦でファンを驚かせる。