巨人・戸郷 山口二世!開幕ローテ当確ランプ 5回0封6K
「オープン戦、巨人2-3ヤクルト」(1日、東京ドーム)
巨人・戸郷が快投で応え、初の開幕ローテ入りへ当確ランプをともした。5回を2安打無失点。四球はわずか1。「一番はしっかり結果を出せたのがよかった。狙って三振を取れたのもよかった」と納得の表情で振り返った。
無観客試合の中、捕手のミットに収まる心地よい音が響いた。最速151キロの直球に従来のものを改良したフォークを有効に使った。初回2死では青木をフォークで空振り三振。直球もキレキレで五回先頭の雄平にはフォークで追い込むと、最後は146キロ直球で空振り三振を奪った。
オフの自主トレを共にしたブルージェイズ・山口から教わった“改良フォーク”。空振りを奪うシーンも多く、計6奪三振。威力十分の武器だ。
その山口の後継者として宮本投手チーフコーチも期待する。「俊2世という夢を与えてくれるピッチングだった。この日の内容なら3本柱というより2本目に入れる」。新助っ人サンチェスが課題を残す中、成長著しい高卒2年目右腕がローテの柱としての期待感を抱かせた。