「オープン戦、日本ハム７－３オリックス」（１日、札幌ドーム）

　高卒２年目のオリックス・宜保が２安打でアピール。西村監督は成長株を高評価し「開幕スタメンのチャンスもある」と期待した。

　五回先頭、杉浦の１４７キロを強振し、右中間を破る二塁打。１死後、吉田正の打席で暴投から一気に本塁を陥れる好走塁も見せた。七回にはバットを折られながらも右前に落とす執念の一打。これでオープン戦３試合、６打数４安打、打率・６６７の大当たりだ。

　「強く振ることだけ考えています。タイミングを合わせられれば芯に当たらなくてもヒットになってくれる」

　未来沖縄高初のプロ野球選手として入団して２年目。キャンプは２軍スタートだったが、同期、太田の故障離脱を受けて昇格。チャンスをモノにした。

　西村監督は「面白い存在。光ってますね。着実に成長している」と目を細める。正遊撃手・安達の控えから二塁のレギュラー候補に浮上した。それでも本人は「レベルアップが目標です」とどん欲に成長を続けるつもりだ。