国士舘・永田監督「やることを前提に精一杯」5日から休校も30人に絞り調整

 日本高野連は4日、第92回選抜高校野球大会(19日開幕・甲子園)の運営委員会と臨時理事会を開いた。新型コロナウイルスの感染拡大の影響により今春センバツの無観客開催での準備で進めていくことを発表。開催の最終判断は11日の臨時運営委員会に持ち越された。

 同連盟の決断を受けて出場予定の国士舘(東京)はこの日、都内で会見を開いた。永田昌弘監督は「新3年生は最後のセンバツになりますので。やらせてあげたいなとずっと思っていたので正直、ありがたい」と率直な思いを述べた。

 文部科学省による2日からの全国の小中高一斉休校の要請があったが、同校はこの日までテストを実施していた。野球部も甲子園帯同メンバー30人で練習を継続。5日からは休校ながら、当面は30人に絞ったまま実戦形式のメニューを中心に調整を続けていく。

 日本高野連からの15日まで対外試合や遠征の自粛要請を受け、予定されていた8日からの練習試合は全試合中止が決まった。開催が決まり、16日以降に対外試合が解禁されれば対戦相手を探す可能性も示唆。指揮官は「やることを前提に精いっぱいやりたい」と前を向いた。

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