オリックスAJ初安打が来日1号 左翼ポール際一直線!これぞメジャー282発の弾道
「オープン戦、オリックス6-6ロッテ」(4日、京セラドーム大阪)
これぞメジャー282発男の弾道だ。初回2死一塁でオリックスの新外国人ジョーンズ(前ダイヤモンドバックス)。カウント2-2から岩下の高めに浮いたスライダーを強振、弾丸ライナーで左翼ポール際へぶち込んで見せた。
実戦9打席目での初安打が本塁打。盛り上がる一塁ベンチ。安達と抱き合い、ラオウ杉本には抱きつかれた。映画『ジュマンジ』などに出演したケビン・ハートなど交友関係は華やか。一方でチームメートとも食事の機会を何度も持つなど打ち解けている。
「(前打者の)ヨシダが一生懸命走ってダブルプレーにならなかった。チームメートが頑張ってくれたときは何かが起こるものだ」
メジャー通算1939安打のレジェンドにとってオープン戦での結果は「カウントに入らないモノ」。だが、西村監督は「素晴らしい当たり。やっぱり違う。一気に盛り上がった」とAJ効果を口にした。その存在の頼もしさは負けない結果にも表れた。
準備を怠らないのがメジャー流だ。試合前のフリー打撃では右翼の位置に就いて打球を追い続けた。自らの打撃練習では素手で打つルーティン。この日は途中から手袋をして本番モードを試した。そして結果につなげた。
来週には家族が来日する。開幕に向けジョーンズの準備は整いつつある。