ロッテ・安田、初安打が適時打 OP戦12打席目で「ホッ」
「オープン戦、オリックス6-6ロッテ」(4日、京セラドーム大阪)
若武者が、意地を見せた。途中出場して迎えた七回2死三塁の場面。ロッテ・安田が直球を捉え、しぶとく左前に運んだ。オープン戦12打席目で初めて安打を放ち、適時打になった。「結果が出ていなかったので、ホッとしています」と少しだけ頬を緩めた。
不振にあえいでいた。3日・オリックス戦で3三振など4打数無安打でこの日は、スタメンから外れた。だが地元の大阪で奮起し2打点。「グラウンドの外から野球を見て冷静になれた」。井口監督は「途中から出て集中力を高めていってくれた」と目を細め、今後の奮起に期待した。
大ブレークが期待される勝負の3年目。未完の大器が守備の課題も克服し、開幕スタメンをつかみ取る。