楽天・石橋“緑茶投法”で5回2安打無失点 開幕ローテ入りに前進
「オープン戦、楽天4-0DeNA」(5日、静岡県草薙総合運動野球場)
楽天・石橋良太投手(28)が、“緑茶投法”で5回を2安打無失点。目標とする開幕ローテ入りを引き寄せる好投を演じた。
前回2月20日の練習試合・阪神戦(宜野座)での登板では初回に3失点の内容。それだけに「初回を大事に入るようにした。試合の入り方を変えた」と試合前ブルペンを調整ではなく、腕を振って強い球を投げてからマウンドに上がる方法に変えたという。
その効果か、初回を無失点に抑えると、その後は安定した投球を展開。四回には、この日から試した新球・チェンジアップでオースティンを三振に切り「一昨日の(ブルペン)投球でまあまあだったので試した。追い込んでからも使えた」と手応えを感じていた。
伊藤投手チーフコーチは「しっかり腕も振れていたし、彼の特長を出した投球だった」と評価。弓削を富士山、辛島をうなぎに例えた今遠征恒例の“静岡名産シリーズ”では「渋く、深みもある。静岡の緑茶だね」と、冗談を交えて右腕の投球を絶賛した。
三木監督は開幕ローテに関して「持ち味を出せていた。有力な候補の1人」とし、開幕ローテ入りへ大きな前進となる内容だった。