日本ハム・中田、俺がヒーロー弾 かつて暴れた甲子園で観客いなくても…絶好調4打点

 「オープン戦、阪神1-12日本ハム」(7日、甲子園球場)

 絶好調の日本ハム・中田が止まらない。オープン戦、直近4試合で3発目のアーチは狙い澄ました一振りだった。「初球にストライクゾーンの球が来たら絶対に振ると決めていた」。思い出の詰まった甲子園で圧巻の一発を見せた。

 4点リードの二回。1死一、三塁からガンケルの初球、146キロの外角の直球を迷わず振り抜いた。高々と舞い上がった打球は右中間スタンドへと飛び込む3ラン。「逆方向に打てたというのが、課題としてやってきた中ですごくよかった」と手応えを示した。

 好調の陰にあるのは小笠原ヘッドコーチの存在だ。「(打撃に関する)スタイルをもっと自分の中で作れるようにという話」。打撃面で細かい修正点のアドバイスを日頃から受け吸収している。

 一方で無観客の聖地には物足りなさを感じた。「打席に立ってもシーンとしている。さみしさがある」と、大阪桐蔭1年時から甲子園を沸かせた“怪物”はポツリ。「迫力ある阪神ファンの応援もない」と残念がった。

 第1打席にも先制打を放ち4打点と大活躍した中田だが、見据えるのは4年ぶりのV奪還のかかる今シーズンだ。「毎日ヒーローは変わる。『今日は俺がヒーローになる』。その気持ちをみんなが持って頑張っていきたい」。不動の4番が今年も仲間を引っ張っていく。

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