“サニブラウンに勝った男”中大・五十幡2盗塁 阪神スカウト「楽しみな存在」
「練習試合、DeNA2軍2-8中大」(7日、横須賀スタジアム)
東都大学野球リーグの中大は7日、神奈川・横須賀スタジアムでDeNA2軍との練習試合に快勝した。今秋ドラフト候補の五十幡亮汰外野手(3年・佐野日大)は1安打2盗塁と持ち味を存分に発揮。阪神など5球団スカウトの前でアピールに成功した。
“サニブラウンに勝った男”はだてじゃない。プロの強肩捕手から二盗を2度成功させた。四回2死一、三塁、六回1死一塁のいずれも打者の初球でスタート。「これからの自信につながる」と胸を張った。
中学時代の陸上全国大会で現100メートル日本記録保持者のサニブラウン・ハキームを抑えて100、200メートルの2冠に輝いた。陸上選手顔負けのストライドで、一塁到達タイムはソフトバンクの計測で3秒55。大学屈指の快足だ。
打撃でも初回に右中間を破る三塁打で先制点を演出した。視察した阪神・吉野スカウトは「結果も出たし、楽しみな存在」と評価。目標のプロ入りへ五十幡は「もっと向上心を持って」と成長スピードを上げていく。