オープン戦好調の中田翔に張本氏「シーズン入ったら悪い癖出てくる」

 野球解説者の張本勲氏(79)が8日、TBS系の生番組「サンデーモーニング」に出演し、オープン戦で打率・350、3本塁打と好調の日本ハム・中田翔内野手(30)について、厳しい見通しを示した。

 中田は前日の阪神戦で先制打と3ランを放ち、4打点を稼ぐ活躍を見せた。

 この番組でたびたび、中田を気にかけてきた張本氏は、好調の理由を「あの形(今のバッティングフォーム)で打ってくれればね。3割2~3分、40本は絶対打てるから。毎年言ってるんだから」と解説。

 その上で「(左のつま先を上げる癖が)必ず出てきますよ。癖ってのは簡単に治らないから。ここのところ(両膝の幅)が広いしね。広いとね、膝に余裕がないから、7つ8つ、打たせないと思ってくる球をね、正確に強く打てないんですよ。またシーズン入ったら元の悪い癖出てきますよ。毎日指導者が言わないと治らないんですよ。この人はもったいないよ」と、厳しい見通しを示した。

 その上で「ただ、今年は長男が生まれた(昨年8月に誕生)から、頑張ってくれると思いますよ」と、期待していた。

 張本氏と中田は、広島出身、大阪の高校で活躍、同じ球団(張本氏は日本ハムの前身である東映)で主軸を打つという共通点がある。

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