ヤクルト小川 虎狩りヤ!3・22開幕3戦目へ 神宮実戦ぶっつけ本番も不安なし

 「オープン戦、ヤクルト(雨天中止)ロッテ」(8日、神宮球場)

 照準は3・22だ。ヤクルトの小川泰弘投手(29)が阪神との開幕3戦目を任されることが8日、決まった。「天気には勝てない。もう一度実戦に投げられるので、そこにしっかり合わせていきたい」。この日先発予定だったロッテ戦は雨天中止となり、開幕まで与えられた登板は残り1試合となったが、最高の準備をしていく。

 ブルペンでは“試合”が行われていた。雨音にまざりながら、何度もミットに突き刺さる音が鳴る。「バッターをつけてカウントをとったり、シチュエーションを変えて投げました」と充実の103球。限られた実戦機会は雨で流れてしまったが、今できることを貪欲に、前向きに取り組んでいた。

 次回登板は前回1日に先発した巨人戦から中13日で15日の西武戦(メットライフ)。ここまで間隔が空くことは未経験だが「そこは順応していくだけ」。また本拠地を経験するなく、ぶっつけ本番で開幕へと臨むが「今までずっとやってきたグラウンドなので」。神宮のマウンドに刻み込んできた7年。不安はない。

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