西武・松坂 収穫と課題の69球 制球乱れ3回4安打2失点

 「オープン戦、広島3-3西武」(8日、マツダスタジアム)

 無観客の球場で「平成の怪物」の投球が熱を帯びた。西武・松坂がオープン戦に初登板初先発し、3回を4安打2失点。69球でマウンドを降り「いい面と悪い面が両方出た」と収穫と課題を得た。

 一回、低めに変化球を集め、内野ゴロ三つで三者凡退と上々の立ち上がりだった。だが、二回、先頭打者の鈴木誠に甘く入ったカットボールを左翼席へ運ばれると2死二塁で会沢に左前適時打を許した。三回は無失点ながら3四球と乱れた。

 百戦錬磨のベテランらしく、自己分析は冷静だ。最速142キロだった速球の球威に手応えを感じる一方で「めりはりがなかった。追い込むまでと、追い込んでからで、同じような高さとコースに投げてしまった」と制球の精度を課題に挙げた。

 開幕ローテーション入りを若手と争う立場。次回登板はオープン戦最後の3連戦となる13~15日のヤクルト戦の予定。西口投手コーチは「次が正念場」と言う。松坂は「もう少し時間があるに越したことはないけど、どうしようもない状態ではない」と力を込めた。

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