巨人 OP戦9戦勝ちなし6連敗…戸郷10失点の大炎上 モタ22打席無安打
「オープン戦、ソフトバンク10-2巨人」(10日、ペイペイドーム)
巨人は昨年の日本シリーズで4連敗を喫したソフトバンクに、またも完敗を喫した。オープン戦とはいえ3引き分けを挟んで6連敗。9試合勝ち星なしとなった。2勝7敗3分けは、中日と並んで最下位。
期待の右腕がめった打ちにされた。開幕ローテ入りが内定している戸郷が先発したが、3回2/3を9安打10失点の大炎上。バレンティンにはバックスクリーンへ3ラン、松田宣には2被弾。無観客の敵地に、「熱男~」の雄たけびがこだました。
四回を投げきれず、原監督が交代を通達。戸郷は「今まで調子自体は良かった分、悪かったのが一気に出た」と振り返り、前日に開幕延期が決まったことについて「心理的な面の影響もある」とも漏らした。
打線はモタが2打数無安打で、トータル22打席無安打。一方で坂本、岡本がマルチ安打。九回には中島が3号2ランを放ち、一矢報いた。
リリーフ陣でも明るい材料はあった。七回から登板したビエイラは最速161キロを計測し、3者三振で1回ピシャリ。八回は守護神デラロサが三者凡退で締め、調子を上げてきた。
ソフトバンクは新戦力のムーアが5回2安打無失点。打線も活発で松田宣が3安打4打点と存在感を示した。