ヤクルト・青木、盟友・鳥谷のロッテ入り「本当にうれしい」
盟友よ、共に頑張ろう。ヤクルトの青木宣親外野手(38)が10日、ロッテ入りが決まった鳥谷へエールを送った。「本当にうれしいよ。ああいう形での終わり方は、僕としても望んでいなかったので…」。早大野球部同期の新天地での活躍を願い、共闘を誓った。
ずっと願っていた。実績も、その姿勢も、互いに認め合ってきた間柄だ。青木は「またこういうふうにロッテでプレーができることになって、本人もホッとしたと思う」と気持ちを代弁。表情には、自然と笑みがにじんだ。
グラウンドでの再会を心待ちにする。9日には開幕の延期が決定。「いつでも大丈夫」と準備万端のベテランだったが、今回与えられた時間を有効に使う考え。「一度落とすというよりかは、もう少し上積みするような感じ。シーズンは長いから、もう少し体力をつけた方がいいかなと」と、練習メニューの改良に着手する。
これまでも、これからも切磋琢磨(せっさたくま)していく。「同級生がそうやって頑張っている姿を見られることは、すごくうれしいです」。これまで共に歩んできた道は違う。それでも互いの居場所を道しるべにして-。一歩ずつ、走り始める。