ヤクルト・ドラ1奥川が初めて捕手座らせ本格ブルペン 我慢乗り越え30球
ヤクルトのドラフト1位・奥川恭伸投手(18)=星稜=が11日、プロ入り後初めて捕手を座らせて、本格的なブルペン投球を行った。
テンポよく投げた30球だった。「少し力みすぎたかな」と反省点を挙げたものの、表情に笑顔がにじむ。見守った小川GMや池山2軍監督らの前で、堂々と“節目”のマウンドを刻んだ。
新人合同自主トレで、右肘の軽い炎症を発症。投げられないもどかしさを胸にしまい込み、耐えてしのんできた。2月22日にはブルペン投球を再開。段階を踏み、この日を迎えた。
「開幕も近づいてきて焦りもあった。でもここまで順調にきているので、無理せずに進んでいけたらいいです」
初の本格ブルペン投球だったこともあり、明日の体の状態を確認した上で今後の見通しを決めていく方針。状態がよければ、この週末でもう一度ブルペンに入る予定だ。