慶大・木沢が9球団の前で最速150キロ9奪三振 6回2失点と好投
「オープン戦、慶大11-4日体大」(13日、慶大グラウンド)
今秋ドラフト候補で最速155キロ右腕の慶大・木沢尚文投手(3年・慶応)が先発し、6回を投げて2失点と好投した。バックネット裏に集まった阪神など9球団のスカウトの前で毎回の9奪三振。この日最速150キロと順調な仕上がりを披露した。
マウンドでの立ち居振る舞いが頼もしい。球威ある直球に加えてスプリットなど変化球で何度も打者のバットに空を切らせた。右腕は部を通じ、「序盤は真っすぐで押して、そこから変化球を混ぜて試合を作れた」とコメント。4月11日予定の今春リーグ戦開幕へ向けて手応えは上々だ。
同級生左腕の佐藤宏樹投手(3年・大館鳳鳴)らを筆頭に好投手がひしめく中、昨年12月に就任した堀井哲也監督からも柱として期待されている。木沢も自覚は十分。誰もが認めるエースとして秋春連覇へと導いてみせる。