ヤクルト村上が平成の怪物・松坂と初対決、安打ならずも「光栄です」
「オープン戦、西武3-1ヤクルト」(15日、メットライフドーム)
念願の初対決だった。ヤクルトの村上宗隆内野手(20)が、心躍らせた2打席が実現。“初安打”とはならなかったが、次戦へのリベンジを誓った。
オープン戦最終戦となったこの日は、14年ぶりに古巣へと復帰した松坂の本拠地凱旋デー。3番手で六回からマウンドに上がると、村上はいきなり対戦機会を得た。最初の打席はボールを見極め、四球。「打席に立ちたいと思っていたので、対戦できて光栄です」と胸は高鳴った。
村上にとって、松坂は小さいときから見ていた選手の一人だった。「WBCのときも見ていました」と言うように、2000年生まれの若き主砲が生まれる前からのスターだ。八回に訪れた2打席目の対戦では空振り三振に。平成の怪物からの“初安打”はお預けとなった。
「対ピッチャーだったので、もちろん打ちたいと思っていましたけど、打てなかったので。次に対戦する機会があれば、次は打ちたいと思います。(ボールが少し動くが?)打ちづらいと思っているようではダメだと思うので、しっかりピッチャーと対戦できるようにやっていきたいですね」
誓ったのは次戦でのリベンジ。リーグは違うが、交流戦での再戦を願った。
◆山田哲人(空振り三振に凡退)「対戦できて、すごく光栄です。変化球しかこなかったけど、手元で曲がるので。そこは反応しづらい部分がありました。しとめたなと思ってもファールになったり…簡単には打たせてくれない。ボールが動いて、捉えられなかったです」