ヤクルトOP戦9位 高津監督7連敗終戦も前向き 開幕に向け投手陣の再建へ

 「オープン戦、西武3-1ヤクルト」(15日、メットライフドーム)

 受け止めたのは、現在地だった。ヤクルトはオープン戦9位、最後は7連敗で終わった。高津監督が静かに言葉を紡いだ。「僕は決して悲観していません。単純にうまくないから、強くないからだと思っているので」。改善点は明白だった。

 就任時から、最大の課題として取り組む投手陣の再建。この日は開幕ローテに当確している高橋が及第点の投球をするなど、新たな芽は出てきた。だが、理想と現実は違う。

 「こんなんじゃダメでしょうね。(投手陣は)いい状態の人もいるけど、1年間この状態では乗り切れない」

 開幕までの練習試合でさらに試行錯誤をしていく方針だ。全体ミーティングで選手たちに伝えたのは、ONとOFFの切り替えだった。心機一転の気持ちで、前へ進む。

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