ロッテ・ドラ1佐々木朗希、鳥谷に弟子入り志願 鉄人に体作り「聞いてみたい」
ロッテのドラフト1位・佐々木朗希投手(18)=大船渡=が16日、新加入した鳥谷敬内野手(38)に弟子入りを志願した。最速163キロ右腕が、プロ野球歴代2位の1939試合連続出場記録を誇る鉄人から“長寿”の秘訣(ひけつ)を学ぶ。
虎のレジェンドの入団は大歓迎だ。ロッテに移籍した鳥谷について佐々木朗は、目を輝かせて「長い間、試合に出続けて。体が強いと思う。尊敬しています」と語った。
鉄人ぶりが目に焼き付いている。鳥谷はプロ野球歴代2位となる1939試合の連続出場記録を持つ。阪神時代の17年5月24日・巨人戦で顔面に死球を受け、試合後に鼻骨骨折が判明したが、翌25日以降も強行出場。佐々木朗にとっては、鳥谷がフェースガードで患部を保護しながら試合に出た姿が特に印象に残っており、その“ド根性”を見習う。
さらに「どうやって体づくりをされているのか、聞いてみたいです」と弟子入りを志願した。プロ17年目の鳥谷は、今年6月で39歳を迎えるベテランだけに「その分、たくさんのことを聞きたいと思います」と積極的に質問攻めにする考えだ。
自身は「40歳ぐらいまで(現役を)できるようにしたい」という夢を持つ。“不死鳥”鳥谷は最高のお手本になり得る。「僕も(長く)野球を続けられるように、今が一番大事だと思う。今、体をしっかりつくってケガをしないようにしたい」。最速163キロ右腕が、百戦錬磨の男から“長寿”の極意も学び、進化を遂げる。