ヤクルト・村上 初長打&ダイビングキャッチ!OP戦不振も手応えつかんだ
「2軍練習試合、ヤクルト1-0楽天」(18日、戸田球場)
春の風が吹いた。ヤクルトの村上宗隆内野手(20)が18日、2軍練習試合・楽天戦(戸田)に出場し、今年初の長打を放つと、守ってはダイビングキャッチを披露。「これからも自分の課題としっかり向き合っていきたいです」。青空の下、充実の汗を拭った。
三塁から見える景色を目に焼き付けながら、「もっと守備に就いてやっていきたい」と胸を張った。見せ場は四回。内田の三塁線への鋭い打球に対し、大きな体で必死にダイブ。今年“初守備機会”は超ファインプレーで幕開けとなった。
八回には待望の一打が生まれた。フルカウントからの6球目を捉えると、打球は一、二塁間を抜け、右翼線方向へ。悠々と二塁まで進み、今年初の長打をマーク。池山2軍監督も「最後のヒット一本でガラッと変わってくれればいい」とエールを送った。
下半身のコンディション不良で離脱後、11日から先発出場で復帰するも、オープン戦では12打数1安打で打率・083。だからこそ村上は言う。「今の調子がどうこうではなく、全部がこれから。まだ試合数もありますし、これからやっていくことも多い」。1打席の結果で満足しない。
19日から1軍練習に再合流。わずか1日だけの2軍での時間だったが首脳陣からはたくさん声をかけられた。「頑張れよ」-。期待を一身に背負い、村上は1軍へと向かう。