巨人・坂本勇人内野手（３１）が１９日、前阪神でロッテに新加入した鳥谷との再競演を熱望した。同じ伝統球団の遊撃手として長い間しのぎを削り合い、２０１３年の第３回ＷＢＣではともに世界一を目指した戦友。プロ１４年目の今シーズンも大先輩の背中を追い、ひたむきに白球を追う。

　「また同じ舞台でプレーを見られるというのは、僕たち選手にとっても、すごく光栄なことだと思います。また交流戦で戦えるのを楽しみにしています」

　鳥谷が遊撃手として歴代２位の通算１７６１試合に出場しているのに対し、自身は同４位の１６４６試合。同１位で１７６７試合の石井琢朗（現巨人野手総合コーチ）を射程圏内に捉えているのは、現状２人だけだ。

　「ショートでああやって試合に出続ける難しさというのは、すごい尊敬の気持ちしかないです」。この日は東京ドームで行われた全体練習に参加し、フリー打撃などで調整。鉄人の足跡をたどり、超一流の道を突き進む。