東海大・金城ジュニア 一発含む2安打2打点1盗塁 定位置取りへ猛アピール
「オープン戦、東海大5-1JFE東日本」(21日、東海大グラウンド)
首都大学野球リーグ・東海大の新入生で巨人・金城龍彦3軍野手総合コーチ(43)の長男・飛龍外野手(東海大相模)が21日、神奈川県平塚市でのJFE東日本とのオープン戦で躍動した。「8番・中堅」でルーキー唯一の先発出場。一発を含む2安打2打点1盗塁で定位置取りへアピールした。
大技、小技を華麗に披露した。まずは四回1死二、三塁でセーフティースクイズのサインに「あそこしかない」と一塁手前方へ絶妙なプッシュバント(記録は適時内野安打)。直後に二盗も決めた。
六回2死無走者では初球の真っすぐを捉え左越えにソロ本塁打。「力負けしていないかな」と木製バットに対応するため高校野球引退後もジムでトレーニングに励み、約5キロ増量した成果が表れた。
刺激になっているのは高校の同期で阪神ドラフト4位・遠藤の存在だ。「(高校では)一緒に自主練習もやってきた。負けじと頑張ろう」。父や同級生と同じプロへの憧れは隠さない。夢に向け、大学の舞台で成長を遂げる。