早大・滝沢がプロから2本塁打「自信になる」 8球団スカウトに猛アピール

 「プロアマ交流戦、早大9-6巨人2軍」(22日、ジャイアンツ球場)

 東京六大学野球リーグの早大が巨人2軍に快勝した。立役者はプロ注目の滝沢虎太朗外野手(3年・山梨学院)。2発4打点の大暴れでネット裏に集まった巨人など8球団スカウトへのアピールに成功した。

 豪快な打撃を2度も見せつけた。三回2死一塁での第2打席。同じ99年生まれで1軍登板経験のある左腕・大江のスライダーを完璧に捉えた。右翼スタンドへ突き刺す2ラン。「シンプルなスイングにしようと取り組んでいた」という狙いがはまった。

 7-5となった八回2死二塁の場面でも、育成右腕・ラモスから再び右翼へトドメのアーチをかけた。「自分よりレベルの高い方々から2本を打てたのは自信になる」。チームメートでエースの早川を視察に来たNPBスカウトの前で堂々の結果。DeNA・吉田顧問兼球団代表補佐は「いいパンチ、いいリストをしている」と評価した。

 投手だった東山田中学時代には青葉緑東シニアに所属し、3年間デイリースポーツ評論家・関本四十四氏の指導を受けた。「厳しかった。(青葉緑東シニアで)やった時間が生きている」と感謝している。

 昨春リーグ戦での慶大1回戦では、本盗と決勝弾を放った“持ってる男”だ。「進路のことで悩んでいたので(プロとの対戦で)刺激をもらった」。劇的な活躍で15年秋以来のリーグ優勝へ導き、憧れのプロ入りへの道をこじ開ける。

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