ロッテ・井口監督、佐々木を称賛「変化球入ってくるとさらに脅威」
ロッテのドラフト1位・佐々木朗希投手(18)=大船渡=が24日、ZOZOマリンスタジアムでプロ入り後初めてフリー打撃に登板した。その直前の投球練習でいきなり158キロを計測。打者2人との対戦では計25球を投げ、最速157キロをマークし、安打性は5本だった。このまま順調に進めば、シート打撃登板を経て、4月中の実戦デビューが見えてきた。
佐々木朗が、首脳陣やナインに衝撃を与えた。プロ初のフリー打撃登板に熱視線を送った井口監督は「しっかりと素晴らしい球を投げていた」と目を細めた。この日は全球ストレートだっただけに「変化球が入ってくると真っすぐが、さらに脅威になる」と大きな期待を言葉に込めた。
春季キャンプから1軍に帯同していた右腕に英才教育を施してきた吉井投手コーチは、驚きの表情を浮かべた。自身の1年目と比較して「(自分は)ストライクが全然、入らなかった。初めてバッター相手の投球で、注目されている中で、ほとんどストライクだった。素晴らしいなと思いました」と手放しで褒めた。
佐々木朗から左翼に柵越えを放った福田光は「たまたま芯に当たった」と苦笑いを浮かべた。投球については「高めのボールは、今まで見たことがないくらい小さく見えました」と舌を巻いていた。