プロ注目 NTT東日本・上川畑が5打席全出塁 井端氏の指導でレベルアップ
「東京都企業春季大会、NTT東日本12-1日本ウェルネススポーツ大東京」(25日、JR東日本グラウンド)
プロ注目のNTT東日本・上川畑大悟内野手(日大)が5打席全出塁の活躍で大勝に貢献した。初回、二、三回はきっちり四球を選び、五回は50メートル走6秒1の俊足を飛ばして三塁内野安打。六回にも二塁手のグラブをかすめる内野安打を放ち、「スキがあったので行った」と右翼手が処理にもたつく間に二塁を陥れた。
「出塁率を意識してやっているのでよかったかな」と手応えをつかんだ。昨年4月から中日、巨人で活躍した井端弘和氏が臨時コーチに就任。技術のほかにメンタル面でも助言を受け、「レベルアップにつながる」と感謝する。
左打ち、右打ちの違いはあれど、同じ遊撃手でポイントゲッターを務めており、この日は打席で“師匠”顔負けの粘りも見せた。社会人2年目を迎え、ドラフト解禁年。「守備ではもちろん、バッティングでアピールして結果、(プロに)行けたら」と力を込めた。