楽天ドラ5福森、2回0封ド迫力デビュー 野茂級ヒップ107センチ躍動
「楽天紅白戦、紅組2-0白組」(26日、楽天生命パーク宮城)
レジェンド級の体を持つルーキーが、堂々の“1軍デビュー”を果たした。楽天のドラフト5位・福森耀真投手(22)=九産大=が26日、楽天生命パーク宮城で行われた紅白戦に登板。2回無失点の好スタートを切った。
「マウンドから見る景色は良かった。天然芝の緑がきれいだった」という1軍での初実戦登板。三回に白組の2番手で登板し、先頭・松本に中前打を許すが後続を抑え、続く四回2死で岩見への2球目には、この日最速の150キロを記録した。
能力は規格外。「ボールも強いし、カットボールの曲がりも良かった」と絶賛の伊藤投手チーフコーチ。だが本人は「カットじゃなくて…真っすぐがスライドするので」と往年の名投手を欺く、驚異的な軌道のナチュラルスライダーも見せた。
そして、ひときわ目を引くおしりの大きさ。ウエートで鍛えたヒップは107センチ。米大リーグでも活躍し、日本で野球殿堂入りした野茂英雄氏のプロ入り時が109センチ。それに匹敵するド迫力だ。
発熱で1月の新人合同自主トレで出遅れ、ようやく21日に1軍合流の福森。同期のドラフト3位・津留崎(慶大)、同6位・滝中(ホンダ鈴鹿)と同じマウンドに立ち「少し追いつけたかな」。自慢の剛球を武器に、ここから開幕1軍入りへの猛アピールが始まる。