楽天・松井 1回6失点KO「現状の実力が出た」立ち上がり制球乱れ大量失点
「2軍練習試合、楽天1-13巨人」(27日、ウェルファムフーズ森林どりスタジアム泉)
楽天・松井裕樹投手(24)が27日、2軍練習試合・巨人戦(森林どり泉)に先発登板し、1回5安打6失点でKOとなった。課題としていた立ち上がりで制球を乱して大量失点を喫し、予定のイニングを投げ切れなかった。
「追い込んでからも、いい見逃し方をされた。ボール自体が良くなかったと思う」と松井。初回、先頭の湯浅に左中間二塁打を許すと、2四球で満塁として北村に先制の左前2点打、続く石川に左翼への3ランを浴び、1死も奪えずに一挙5点を失った。
この日は直球の最速は150キロを記録も「いまいち(力が)伝わっていない感じもあった」とし、「現状、先発としての実力が出た」とふがいない結果に悔しさをにじませた。
「5年間、1イニングというところでやってきたので、簡単にはいかないなというのがある」。先発ローテ入りへは弓削や辛島との競争に勝たなければならない。開幕まで先発のスタイル確立へ、必死の取り組みが続いていく。