王貞治会長、志村さんの死に「防ぎたかった」と無念さ 「コロナという理由で…」
プロ野球・ソフトバンクの王貞治球団会長が30日、タレントの志村けんさんが新型コロナウイルスによる肺炎で亡くなったことを受け、「一緒の時代を歩んできた人が、コロナという原因で亡くなった。防ぎたかった」と無念さをにじませた。
東京2020組織委員会の理事会に出席した後、「これはやっぱりショックですね」と志村さんの死に際して思いを語った。「有名であるとかそういうことだけじゃなく、あれだけ世の中で頑張ってきた人、我々と一緒の時代を歩んできた人が、こんなコロナという理由で亡くなられることは、防ぎたかった」と思いを述べた。
また、「志村さんは不本意だろうけど」とした上で、「今まで甘く考えていた人が身近なことだと受け止めてくれれば、志村さんにとっては不本意だろうけど、死は無駄にはならない。特にまだまだ深刻に受け止めてない人がいる。そういう人達が少しでも気をつけようとなってほしい」と続けた。