日本ハム・栗山監督“修行中” 禅の教えで開幕備える「指導者は選手の10倍努力」
日本ハムの栗山英樹監督(58)が7日、指導者としての能力を磨くため、禅の教えを生活に取り入れていることを明かした。「指導者は選手の10倍努力しないといけない」が信条。先行きの見えない中、選手以上に自分の内面と向き合い、チームが歩むべき道を模索している。
北海道・栗山町でオンライン取材に応じた指揮官。外出や人との接触を控えており、家では読書や書道に打ち込んでいる。中でも「自分を整えるために、きれいにする」と禅の修行で重視されるという身の回りの掃除を徹底。自宅の部屋の掃除や膨大な書籍を整理しながら心身の“修行”に励んでいる。
自主練習中の選手とは直接会う機会はない。それでも「自分でモノを考えて成長するために、どう時間を使うのかは徹底的に伝えてきた」と改めて信頼の言葉を口にした。
開幕の再延期、試合数の削減も確定的になったが、開幕したら全力で飛ばしていく。「目いっぱいいく。姑息(こそく)な小ざかしい知恵はいらない」。心に曇りのない状態でその時を待つ。