プロ野球選手会全員で“コロナ基金”寄付活動 クラウドファンディング活用
日本プロ野球選手会は8日、新型コロナウイルスの感染拡大防止を支援するため、所属する全選手に呼び掛け、寄付活動を始めたと発表した。この日午前0時から東京、大阪など7都府県で緊急事態宣言が発効。国難に立ち向かうべく、選手たちも一致団結する。
インターネットを通じて資金を募るクラウドファンディング企業「レディーフォー」が3日に立ち上げた「新型コロナウイルス感染症拡大防止活動基金」を活用。ワクチンや治療薬の研究・開発の助成や医療機関への物資の供給、子どもたちへの支援などに使われる。金額は任意。別の団体を通じて、米大リーグに所属する日本選手にも呼び掛けている。
選手会長を務める巨人・炭谷銀仁朗捕手(32)は「一日も早く日常を取り戻せるように、そして皆さんに最高のプレーを見せられるように、選手は今できることに全力で取り組んでいきます。一緒にこの苦難を乗り越えましょう」とコメントを寄せた。炭谷自身もすでに寄付を行っているという。